PROFESSOR
清永明(きよなが あきら)教授
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― ゴルフの科学と感性をつなぐ研究者 ―

●福岡大学 名誉教授(医師・医学博士 理論ゴルフ学提唱者)
長年にわたり、スイングやパッティングの動作解析を通じて、“感覚を数値化する”研究をリードしてきた、日本を代表するゴルフ研究者の一人です。

清永教授の研究は、単なるスイング分析にとどまらず、「人間の動き」とその結果として生じる「クラブとボールとの物理的な相互作用」を科学的に捉えることを目的としています。特に、インパクト時のボール挙動を10万分の1秒まで深く追求し、一般的なゴルフの常識を覆す数々の真実を解明してきました。

研究のテーマは、パッティングの再現性から、ドライバーの飛距離最大化、スライスの根本原因、さらにはバンカーショットの砂の取り方に至るまで、ゴルフのあらゆる分野に及びます。例えば、ショートパットにおけるフェース面の役割の重要性(摩擦現象によって生じる「初期ベクトルの1:3法則」)や、スライスの主因が「フェース面ベクトルとアウトサイドイン軌跡ベクトルとの乖離作用」に起因することなど、ゴルファーが抱える疑問に対し、明快な科学的根拠を提供しています。

特に「ショートパットで均等なグリーン傾斜面における時計文字盤理論」に基づくパッティングストロークの可視化・再現性の研究は、多くのプロ・アマチュア選手のパフォーマンス向上に貢献しています。

●Golf Salon ULUでの監修
ULUでは、清永教授監修のもと、感覚に頼りがちなアプローチやパター練習を、「見える」「感じる」「再現できる」練習体験として体系化。科学と現場を融合させた新しいゴルフトレーニング環境を構築しています。

教授の理論は、会員のみなさま自身の課題がどのようなモノであっても、数理科学的手法によって数値化されて分析し統合されますので、ひとりひとりに相応しい的確な解決策が科学的根拠と共に提供されるでしょう。

パッティング: 基本的な情報としてアドレス時にボールとパターヘッドとの適正な位置関係を知ること。またパターフェース面におけるスイートエリアの重要性を認識すること。さらにはストロークを傾斜付き振り子運動と単純化することで無理のない自然な振り易さを体得できるようになります。このように盛り沢山の極めて合理的で実践に役立つ知見が提供されます。

アプローチ・バンカー: ラフや砂などの色々な状況に応じてヘッドの入射許容範囲が提示されることや、フェアウェイバンカーでのクリーンなヒット(ボールの赤道線より少し下側を叩く)技術など、難易度の高い状況への対処法も科学的に習得できます。

●ゴルフ歴・主な研究・活動実績
大学入学後に心筋心膜炎罹患後のリハビリテーション目的でゴルフを始め、2年3カ月目には九州学生ゴルフ選手権に優勝、「ゴルフを科学し効率よく考えて練習すること」で三連覇達成。日本学生選手権・九州アマチュア選手権・九州オープンに出場

福岡大学 スポーツ科学部 健康スポーツ科学大学院 教授(医師・医学博士)
日本整形外科学会(徳島市)の市民向け講演会では「300ヤード飛ばすためのドライバーの必要条件」、日本ゴルフ学会の九州地方会では「ゴルフの能力は努力か素質か」、その他「ゴルフと健康」に関するテーマで講演会多数

ゴルフ動作解析とボール弾道計測との統合システムを完成
「均等なグリーン傾斜面における時計文字盤理論」提唱者
パッティングにおける「初期ベクトルの1:3法則」や「ピン目標の角度方向性1:2法則」を理論ゴルフ学の立場から提唱
ゴルフボール弾道の科学的解明による27 (ミスを含めると32) 分類法を提唱
プロ・アマチュア選手の技術サポート多数

●清永教授 × Golf Salon ULU
「技術を“感覚”から“科学分析”へ。そして“偶然”から“必然”へ。」
ゴルフは感性のスポーツでありながら、再現性を高めるためには“因果律(原因と結果)の理解”が欠かせません。ULUでは、清永教授の理論をもとに、会員のみなさまが自分の動きを“見て・感じて・整える”ための実践的なトレーニングプログラムを展開。

実際にゴルフ場で起こり得るあらゆるボール状況に対して、どのような技術を使えばベストなショットが可能になるのかを判断し、その最適解の技術を基に自信を持って決断し実行できるようにすること。ULUはゴルフ上達に不可欠な判断力と決断力を自学自習する場となって、みなさまの「再現性の高いゴルフ」を支えます。